タイ 
22日目(3/23) -最後はのんびり-

 体調は随分良くなったが,大事をとって8時起床(←単に眠いだけ)。朝食はホテルの1階にある売店で。ここは基本的には売店なのだが,レジの前におかずが数種類置いてあって,ちょっとしたご飯を食べることができる。今朝あったのはカレーと赤唐辛子たっぷりの炒め物。まったく,朝っぱらからこんな物を食べるなんて,こっちの人は本当にホットだ(って僕も喜んで食べている一人なのだが・・・)。

ドンムアン北部にある集落。川の上での生活は、汚水問題も深刻なようだ。

 さて,明日は移動日なので実質的には今日が最終日。バンコク市街まで行って買い物をするという手もあったが,どうせ何も買う物はないので,ドンムアン周辺をちょこっと走ってみることに。中心街からはずれると,ドンムアンは駅前の繁華街から一変して農村風景の広がる,落ち着いた場所に。ただ,曲がり角の少ない一本道が続くので,「ちょっと散歩にでも」というノリで出かけると,途中で引き返すか,大きくぐるっと回るかのどちらかになってしまうので注意したいところ。

 鳥に関してはアカガシラサギ等のサギ類やオウチュウ等しか見られなかったが,雰囲気は悪くないのでその気になって探せばそこそこいるのかもしれない。

 しばし北上した後は線路沿いの道を南下し,空港で一休みして昼過ぎホテルに戻る。しばらくすると土砂降りになったが,夕方には止んだので最後に街へ出かける。日本語入力不可のネット(読むのはOK)と買い物してホテルに戻り,ビール飲んで早めに床に就く。


23日目(3/24) -福岡へ-

 さて,3週間のタイ旅行も終わり。フライトの時刻が8時半なので,6時過ぎにホテルを出発。街は既に活動を始める時刻で,バスがガンガン走る中空港へ。出発ロビーはターミナルビルの3階。そこまでは自転車を担いで階段を上るのだが,これが結構大変。人の少ないところならそれ程気にもならないが,ここはバンコク国際空港。7時にもなれば混んでくるのは当然のこと。邪魔にならないよう一気に3階まで駆け登る。

遷都に平行なでっかい道路。

 出発ロビーは,行きの福岡空港ほどではないがそれなりに混んでいる。チャイナエアラインのカウンターに行き,自転車を頼むとあっさりOK。やっぱり日本からの脱出時が一番厄介なんだなあ。フライトは順調に進み,台北を経由して無事福岡に到着。そうそう,台北ではマスクをした旅行者がちらほら見られ,姫と一緒に「あんなコトして意味あるのかねえ」と話していたのだが,数週間後には当たり前の光景のようにニュースで流れるようになったんだっけ。

 あと,福岡空港では検疫を受けた。まあこのときSARSはまだ流行初期だったので,検疫官のおっちゃんもSARSよりコレラ等の話しかしなかったけど。「生水飲んだ?」と聞かれ,「屋台で出された水は飲みました」と答えると「あ〜そりゃダメだねぇ〜」「牛乳やヨーグルトは問題ないですか?」「製造工程がどうなってるのかよくわからんし,とりあえずそういうのは全部ダメだねー。」そんなものなのかなあ?まあ,終盤多少の熱は出たものの,旅行期間中下痢と発熱,頭痛以外には特にこれといった症状も出ず,無事に帰国できて何より。ちなみに,検疫も何ともなかったようだ。

 今回のタイ旅行は,僕にとっては初めての海外旅行ということで出発前は色々と不安もあったが,スパイシーで美味しい料理や日本では見られない鳥達との出逢い,ポーンサワンさん達との素晴らしい出逢い等に恵まれ,終わってみれば「楽しかった!行って良かった!また行きたい!」という気持ちでいっぱいになる,充実した3週間となった。もちろん,文化の違いを肌で感じたり,日本人,そして自分自身について考えるところもたくさんあって,単に楽しいというだけではない,充実した3週間だ。次回は今回とは全く異なった文化溢れる地域へと行ってみたい気もするが,タイへも近いうちに必ず訪れたい。

それにしても,福岡は「寒い。」いきなり20℃も気温の低いところに来るとショック。


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