北海道の旅
31日目(8/10) -晴れたらオロロンラインは気持ちいい- 

 5時起床。予報では晴れだが、曇っていた。そして何より風が強い。今回の旅で一番の風だ。木の枝が折れてテントを直撃した。それでも天気は回復傾向にあったので撤収準備をして一気に出発。・・・とその前に道の駅に寄ってみる。

 すると高校生のチャリダーが一人。派手に転んだらしく、ブレーキとスピードメーターをやってしまったようだ。ブレーキは何とか直すことができたけれど、メーターの方はワイヤーが切れていて無理っぽい。やはりスピードメーターはコードレス、もしくは多少高くても太いケーブルを使用しているものがおすすめ。それにしても高校生でこんな旅をしているとはうらやましい。自分も高校時代、部活がなかったらやっていただろうか、いや、できなかっただろうなあ。

 彼と別れて、いざ出発。今日は留萌まで約100キロをこぐ予定。追い風を期待して走り出すが・・・バリバリ向かい風!何でこういうときに限って向かい風なんだ〜!まあ、雨が降っていないだけましかな。そして、しばらく走っていると雲に切れ間も見え始めていい感じに。

海がいい感じ。  初山別に入ると、周りのみんなから聞いていたようにアップダウンが始まる。しかもたくさん。10回(大げさかな)くらいはあったような気がする。峠と違って、どこまで行けば終わるのか分からないので精神的にもつらいよね。途中海へそのままダイブしてしまいそうな下り坂や、天売、焼尻を見ながら走ったり。海は、浅いところは濁っていたが、沖の方は濃い青色できれい。そして何よりもきれいなのが空!草むらの緑が輝いている。

 昼前に羽幌の道の駅に到着。海鳥センターへ。今まで海鳥には興味がなかったが、ここに立ち寄ることでかなり興味を持つことができた。単に鳥への興味だけではなく、その周囲の環境や我々の行動についても考えさせられた。是非羽幌を訪れた際には立ち寄って欲しい。30分ほど休憩した後、出発。

 残りはあと50キロ。ひたすらオロロンラインを進む。アップダウンはなくなり、海沿いを走る。太陽光が海で反射してめっちゃきれい。これにはしばらく見入ってしまった。夕日もこれに劣らずきれいなんだろうなあ。

 留萌には4時半到着。神居岩キャンプ場へ。ここは昨日の遠別と同じような感じのするいいところ。ちょっと場所がわかりにくいかも。利用客もこの時期にしては多くない。山間なので携帯の電波は入りにくいが、街灯がないので夜の星空はきれい。風呂も近くにあるからおすすめ。買い出しはちょっと遠いけど。今日は100キロちょうど。


32日目(8/11) -これがお盆前のキャンプ場か。- 

 朝は曇り。予報は晴れだから大丈夫だろうけど、朝曇りというのは気分的にちょっと沈んでしまう。出発は7時。今日は北村まで。233号は、交通量は多くて路側帯の狭いところがあるものの、景色はまあまあで傾斜もほとんどないので走りやすい。峠も、ただの坂と同じでまったく問題なし。9時には北竜へ。順調だ。ちょっと休んで、ひまわりの里へ。日本一のひまわり畑とうたっているだけのことはあって観光客は多い。実際、視界一面が真っ黄色のひまわり畑というのはなかなかのものだ。これが快晴の日で、人が少なければもっといいんだけどなあ。

石狩平野。  しばしの休憩の後、275号へ戻り、先へ進む。鶴沼の道の駅でまた一休み。しかし、人が多すぎる、そして暑すぎる!道道139号へ入ると急に交通量が減り、いい感じに。・・・というか、車はほとんど通らない。こういう道は快適の一言に尽きる。

 田園を、晴れた暑い日に一人走る。これも夏の自転車の醍醐味だ。2時に北村ふれあいキャンプ場に着く。・・・人が多い、多すぎる。ほとんどがファミキャン。この時間でこれだけ混んでいるとは、早く来て正解だったかも。隣のテントとの感覚は1メートルもないくらいにぎっしりと詰まっている。これほどまでに混んだところにテントを張るのは初めてだ。まあお盆前だからどこへ行ってもこんな感じなのかな。キャンプ場のすぐ隣にある温泉は400円。ここで何泊かして体力を回復させるか。今日は108キロ走った。


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