スズメ,カラス,ハト,メジロ,ヒヨドリ,ムクドリ,ホオジロ,ウグイス,カワセミ, キジ,ウミネコ,カルガモ,ヤンバルクイナ,トビ,ハヤブサ,シジュウカラ。 鳥に興味のない方でも,この中で,名前だけでも聞いたことがある鳥は結構いるのではないでしょうか。

でも,「この鳥がメジロだったんだ」「ウミネコってこんな鳴き声をするんだ」なんてことがわかるってくると, 今まで名前しか知らなかった鳥たちが,何だか急に身近なものに思えてきます。

ここでは,「本格的ではないにしろ,鳥を見てみたいな」と思う方のために, 初心者バーダーですがアドバイスのようなものができればと思います。もちろん,私などよりもっとベテランの方々のアドバイスに耳を傾けた方が 実になるとは思います。ただ私などは,初めて何かをやってみようとするときには, ベテランの中に飛び込んでいくのを躊躇う気持ちが少なからずあります。そんな同志(?)に届けば嬉しいです。

まずは,家の周りにいる鳥を見てみよう

ハシビロガモ。平べったい嘴がかっこいい! 住宅地の周りにも鳥は結構いるものです。スズメやカラスはもちろんのこと,ヒヨドリ,ムクドリ,キジバト。 水場が近くにあればサギ類なんかも見られるはずです。肉眼でも見てもどんな特徴をしているかわかると思いますが, 双眼鏡があればもっとよく見ることができるかな。オペラグラスのようなものでもOK。もちろん高いものほどいいですけどね。 双眼鏡で覗いてみると顔の様子などもよくわかり,なかなか面白いものです。普段見慣れた鳥でも, しばらく観察しているとあっと驚くような行動をとることもあります。

あと,あると便利なものは野鳥図鑑。1000円位のポケット図鑑でも十分。これがあるだけで色々な鳥の名前を覚えることができますよ。

次は,外出の際に鳥を見てみよう

ハイキングや登山,旅行の際に鳥を見てみると,家の周りで見られたものとは違った鳥はいませんか?そんな風にして, 普段は「あっ,鳥だ」とやり過ごしてしまうようなときにも「あれは何?」と注意して見るようになれば,新たな発見もあるというもの。 また,何気なくでも普段からそうやって鳥たちを見ていると,季節の移り変わりを感じることもできます。カモたちが増えてくれば 「秋到来,そして冬に移っていくんだなあ。」と感じることができますし,逆にカモが減り,シギやチドリといった渡り鳥がやってくれば 「春到来だねぇ。」ということになります。鳥に限ったことではありませんが,そのようなことを感じ始めると, 四季がある日本の素晴らしさをより感じるようになりますね。

もっと鳥を見たいと思ったら

あなたがどんなところに住んでいるとしても,その近くには鳥が多く集まる川や湖,干潟,海,山などがあるはず。 そんなところは「探鳥地」としても有名かもしれません。有名かどうかは置いといて,そんな探鳥地が近くにあるのなら行ってみると良いかも。

休日なら,ベテランのバードウォッチャーに出会うことも多くなります。そんなベテランの人に教えてもらうも良し, 自分でフィールドを回って図鑑とにらめっこをするのも良し。また,日本野鳥の会の各支部や,地元の鳥同好会, 行政などが実施している探鳥会などに参加してみるのもいいかもしれませんね。あとは季節ごとに訪れる鳥の種類や数が違うので, 年間を通して通ってみるとおもしろいですよ。