自転車全般(自転車のすすめなど)

題名自転車で痩せた人自転車で痩せた人
著者高千穂遥
出版社生活人新書 NHK出版
コメント 2006年4月発刊。自転車ツーキニスト疋田智さんの本に出会ってから始めたという自転車生活。 自転車歴や体(健康診断結果)の変化,走り方の紹介,法律の話などが盛りだくさんの一冊。
 私は高千穂さんのような乗り方はしていませんが,それ故読みながら「へぇ〜」と頷く場面が数々あります。 「熱い」文章ではありませんが,ぐいぐい引き込まれる内容は自転車関連の本を初めて手に取る方にもお薦めできると思います。

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題名大人の自転車ライフ文庫でもボリュームは充分。
著者疋田智
出版社光文社知恵の森文庫
コメント 2002年9月発刊の「快適自転車ライフ」に加筆・修正をした文庫版。加筆された内容は,自転車通勤の帰り道の楽しみ方やサンヨーで自転車通勤者をしている方への インタビューや自民党の谷垣氏との対談など。どれも非常に興味深く面白い内容なので,快適自転車ライフを読んだ人でも この本を読む価値あり。
「20代後半から60代までの自転車に乗らなくなってしまった人」へ薦める自転車本としては最適な一冊だと思います。2005年5月発刊。

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題名自転車ツーキニスト文庫でもボリュームは充分。
著者疋田智
出版社光文社知恵の森文庫
コメント  2003年6月発刊。この本は疋田さんのデビュー作「自転車通勤で行こう」の増補改訂版。疋田さん自身が自転車ツーキニスト(自転車通勤通学者) になった経緯から始まり,自転車に関するあれこれがこれでもかと詰め込まれた超充実の文庫本。
 この本一冊でも充分疋田さんの伝えたいことは感じ取ることができると思います。 私は「自転車生活の愉しみ」→「サドルの上で考えた」→「自転車ツーキニスト」の順で読み,すっかり疋田ワールドにはまっています。

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題名快適自転車ライフ
著者疋田智
出版社岩波アクティブ新書
コメント  「本書は,ビジネス街の書店などで,この本を手にとってくれるような人を読者層として想定した。かつての「自転車少年少女」への「再入門書」であるつもりだ。 20代後半から60代までの「自転車に乗らなくなってしまった人」が自転車の愉しさを再認識するきっかけとなることができれば望外の喜びだと思っている (本文より抜粋)」というこの本,まず感じたのは「字が大きくて読みやすい!」ということ。文量も多いと感じるほどではなく(しかしそれでいて著者の考えが ヒシヒシと伝わってくるのはさすが疋田さんの文章),疋田さんの本を読むにはこれから入るのがおすすめだと思っています。
 内容としては,自転車に乗らなくなってしまった大人達に「休日,家にあるママチャリでちょっと家の周りを走ってみよう」というママチャリ活用術?に始まり, 自転車の種類や楽しみ方をちょこっとだけ紹介をしてから自転車通勤のHOW TOについて語り,最後は「自転車と街と未来と」と題して自転車を取り巻く 問題や,今後の自転車政策に対する提案などが書かれています。その中でも,「アジア諸国(日本を含む)の自転車事情」というコーナーが一番オススメ。 私は「どうして日本人は大人になると自転車に乗る人が減るのか?」と事ある度に考え,自分の中では漠然としかその答えを出せていなかったのですが, 疋田さんはズバリその答えを一言で表現されています。とにかくおすすめの一冊です。

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題名散歩自転車,旅自転車。 vol.1&2 日本一周をされたえいしょうさんと旅野さんにサインもらいました。
著者-
出版社(えい)出版社
コメント  自転車での「タビ,セイカツ」をテーマにした本。街乗りや小旅行中心の内容ですが,日本一周等の長期ツーリングに関する記事もあって,なかなか楽しめます。 もちろん,自転車に積極的に乗ってみようかな?と思っている人にもおすすめ!
 vol.1にはちょっとした自転車やパーツカタログもついているので,入門用にも適していると思います。 自転車をより身近なものに感じることのできるこの本,私はかなり気に入っています。

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題名自転車生活の愉しみ
著者疋田智
出版社東京書籍
コメント  雑誌で目にする機会も多い,テレビディレクターの疋田さんが書いた,タイトル通り「自転車生活」を勧める本。 前半は自転車の選び方やメンテナンス等の紹介なので自転車乗りにとってはあまり面白くないかもしれません。しかし,自転車をそれほど活用していない人や, これからスポーツ車などに乗ってみようと思っている人には参考になることが盛りだくさんですし,所々にあるコラムには共感できる部分もたくさんあります。
 そしてこの本のハイライトは,最終章にある「怒濤のヨーロッパ自転車紀行」。 疋田さんが実際にヨーロッパの自転車先進地域を訪れ書かれたこの章を初めて読んだときには思わずうなってしまいました。 日本の自転車環境と比べると,ヨーロッパ諸国はなんと素晴らしいことか。どこかで話に聞いたような内容でも, 読み手をグイグイ引き込んでいく疋田さんの文章で書かれるとその情景が鮮明に頭の中に入ってくるような気がします。